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独VW、不正再発防止策導入へ 取締役の関与は認められず

2015年12月11日(金)01時08分

12月10日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は不正ソフトウエアを用いて排ガス規制を逃れていた問題について、関与していたのは少人数の従業員で、取締役の関与を示唆する情報はないことを明らかにした。 写真は9月21日、ニューヨークで(2015年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ウォルフスブルク(ドイツ) 10日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は10日、不正ソフトウエアを用いて排ガス規制を逃れていた問題について、関与していたのは少人数の従業員で、取締役の関与を示唆する情報はないことを明らかにした。

ペッチュ監査役会長は同問題に関する調査は順調に進捗しているとしながらも、「一連の過ち」が原因となっているため、責任者を特定するには時間がかかるとしている。

こうしたなかVWは再発防止に向けソフト開発の監督改善策をとることを決定。2017年初頭までに新たな組織体制をグループ全体に導入することも計画している。

不正問題に起因する法務費用の規模は依然として割り出せていないが、資金捻出などのための部門売却などは検討していないとし、傘下に12のブランドを抱える構造は維持する姿勢を示した。

また、ミュラー最高経営責任者(CEO)は記者会見で、1月に米国を訪れることを明らかにした。CEO就任後、初めての訪米となる。

*内容を追加しました。

ロイター
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