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仏アレバ原子炉子会社、親会社とEDFが株式66%維持へ=関係筋
10月6日、フランス政府は電力大手EDFと原子力大手アレバの国営2社がアレバの原子炉製造子会社の株式66%を保有することを望んでいることが政府筋の話で明らかになった。写真は2月27日、パリ郊外のアレバ本社(2015年 ロイター/Philippe Wojazer)
[パリ 6日 ロイター] - フランス政府は、電力大手EDF
原子炉製造子会社のアレバNPをめぐっては、EDFが7月、株式の51─75%を取得することで合意した。アレバ本体は最大25%としていた。
EDFがアレバNPの株式51%、アレバが15%を保有すれば、他の投資家によるアレバNPへの出資への道が開かれるとともに、仏政府がつぎ込む救済資金を抑制することができるという。
関係筋は、EDFとアレバは残りの株式34%について、複数のパートナーとの提携も視野に入れており、EDFは11月末にアレバNPへの買収案を最終的に取りまとめる見込みと語った。ただフランス政府がアレバに対し、25億━30億ユーロを注入するとの報道に関してはコメントを避けた。
三菱重工業<7011.T>は前月下旬、アレバNPへの出資の可能性をめぐり、アレバと協議していると明らかにしている。