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UAWがフィアット・クライスラーにスト準備を通達、7日夜にも実行
10月6日、全米自動車労働組合は、フィアット・クライスラー・オートモービルズに対し、新たな労働協約案の合意がなければ、ストライキを実行する準備を進めると通達した。写真は2014年2月、米ミシガン州デトロイトで(2015年 ロイターS/Joshua Lott)
[デトロイト 6日 ロイター] - 全米自動車労働組合(UAW)は6日、自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)
UAWはフィアット・クライスラーの労使交渉責任者を務めるグレン・シャゲナ・バイスプレジデントに宛てた書簡で、現行の期間4年間の労働協約は現時時間7日午後11時59分に期限切れとなると通達。
UAWは期限切れ後にスト実施を呼びかけるかどうかについては明確にしていないが、フィアット・クライスラーのインディアナ州ココモにあるトランスミッション製造工場の従業員は、労働組合の担当者が7日午後11時59分にストに入る準備をするよう呼びかけていることを明らかにした。
またオートモーティブ・ニュースは、ココモにある鋳造工場ではストの通達が張り出されていると報道。トランスミッション工場、もしくは鋳造工場がストに入れば、フィアット・クライスラーの組み立て工場の稼働率が半減する恐れがある。
フィアット・クライスラーはUAWからストに関する通達を受け取ったとする声明を発表。「合意に向けUAWと建設的に協議を進めていきたい」としている。
フィアット・クライスラーの全米37カ所の工場で働く従業員のうち、4万人がUAWに加盟している。