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米利上げ、12月実施でもこれまでになくハト派的に=PIMCO
10月6日、米資産運用大手PIMCOの経済アドバイザーのヨアヒム・フェルズ氏は、米FRBが12月に利上げに踏み切ったとしても「ハト派的」な動きになるとの見方を示した。写真は2013年7月、ワシントンのFRB(2015年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米資産運用大手パシフィック・インベストメント・ マネジメント・カンパニー(PIMCO)の経済アドバイザーのヨアヒム・フェルズ氏は6日、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切ったとしても「ハト派的」な動きになるとの見方を示した。
同氏は顧客へのノートで、 欧州中央銀行(ECB)、日銀、中国人民銀行などの他の主要中銀が一段の緩和策を導入する構えであるのに対し、FRBは12月に引き締めに動いたとしても「これまでになくハト派的な利上げになる」との見方を示した。
フェルズ氏は、FRBは9月に利上げを見送ったことで、米国の経済成長などにも影響を及ぼす可能性のある世界情勢も、政策運営の視野に入れていることを示したと指摘。
「これから12月までの間に金融情勢が緩和し、FRBが同月に事実上のゼロ金利政策を解除したとしても、利上げはこれまでになくハト派的なものとなる公算が大きく、FRBはその後の利上げペースは非常に緩やかなものになると強調すると見られる」との見方を示した。