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ムーディーズ、世界経済の16年成長率予想を下方修正

2015年08月31日(月)11時14分

 8月28日、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、10日前に発表した2016年の世界経済の成長率予想を下方修正した。北京で昨年11月撮影(2015年 ロイター/Petar Kujundzic)

[ロンドン 28日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、10日前に発表した2016年の世界経済の成長率予想を下方修正した。

米中の成長率を下方修正したほか、ロシアとブラジルで景気後退が続くとの見通しを示した。

世界経済の平均成長率予想は2.8%。従来予想は3%だった。

前回予想の発表後に入手可能になった情報を基に予測を修正したとしている。

日中韓の成長率予想も、輸出低迷などを理由に下方修正。トルコ、南アフリカの成長率予想も下方修正した。

同社は「これまでに実施された(中国の)景気刺激策は、当社の予想以上に多岐にわたる大規模なものだった。これは、基調となる経済環境が予想以上に悪いことを示唆している」と指摘した。

2016年の米経済成長率予想は2.8%から2.6%に下方修正。「ドル高が従来の予想以上に悪影響を及ぼすとみられる」としている。

2015年と16年のユーロ圏の経済成長率予想は、それぞれ1%、2%で据え置いた。

ブラジルについては、2016年の経済成長率が最大でマイナス1%になると予想。ロシアについても、最大で1.5%のマイナス成長を予想した。

ロイター
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