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中国当局、インサイダー容疑などで証券会社従業員ら聴取
8月26日、中国当局は、株式取引に関する規則違反や情報改ざんの疑いで国内の証券会社などを捜査している。株価が急落するなか、市場の取り締まりを強化する取り組みの一環。写真は、中国証券監督管理委員会の看板、7月撮影(2015年 ロイター/Jason Lee)
[上海 26日 ロイター] - 中国当局は、株式取引に関する規則違反や情報改ざんの疑いで国内の証券会社などを捜査している。株価が急落するなか、市場の取り締まりを強化する取り組みの一環。
新華社が25日報じたところによると、警察当局は証券取引法違反の容疑で、中国の証券最大手、中信証券(CITICS)<600030.SS>の従業員8人の取り調べを行っている。
中国証券監督管理委員会(CSRC)の従業員1人と元従業員1人も、インサイダー取引や公文書偽造などの疑いが持たれているほか、ジャーナリストらも証券・先物取引に関するうその情報をでっち上げ、流したとみられている。
またこれとは別に、海通証券<600837.SS>、方正証券<601901.SS>、華泰証券<601688.SS>、広発証券(GFセキュリティーズ)<000776.SZ>の4社は25日夜、顧客の身元確認で不適切な対応がなかったかどうかについてCSRCから調査を受けていることを明らかにした。