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正午のドルは124円付近、月末フローきっ抗し方向感出ず
7月31日、ドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の123.99/01円だった。124円ちょうど付近で月末のフローによる売買がきっ抗し、方向感が出なかった。写真は、都内の為替リーディングルーム、3月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 31日 ロイター] - ドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の123.99/01円だった。日本と中国の株価が小動きとなる中、ドル/円は124円ちょうど付近で月末のフローによる売買がきっ抗し、方向感が出なかった。
ドル/円は朝方、利益確定売りに押されて弱含む場面があったが、仲値公示を挟んで124円付近での小動きとなり、底堅さも意識された。123円後半では押し目買いも入りやすいという。
米連邦公開市場委員会(FOMC)や米国内総生産(GDP)という注目イベントを経て、米9月利上げの織り込みが進んできているといい「目線は総じて上方向」(邦銀)との見方が聞かれた。
もっとも、「黒田シーリング」に接近していることや、米国が環太平洋連携協定(TPP)で為替操作の相互監視に向けた「協議会」創設を打診していると一部で報じれられたことで、政府要人からのけん制発言を警戒する向きもあるといい「積極的には上値を追いにくい」(同)という。
海外時間の米経済指標の発表を待つ様子見ムードも出ているとの見方も出ていた。