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独VWの第2四半期は営業増益、中国減速で見通し引き下げ
7月29日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が発表した第2・四半期決算は、営業利益が34億9000万ユーロ(38億5000万ドル)で市場予想とほぼ一致した。写真は、フォルクスワーゲンのロゴ、6月撮影(2015年 ロイター/Anindito Mukherjee)
[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)
半面、中国市場の減速を理由に、販売見通しは引き下げた。同市場での販売は全体の4割以上を占める。
通期の販売予想は、最高を記録した前年並みの1010万台を見込むが、緩やかな増加としていた従来見通しは下方修正した。
独シンクタンク、CAMの責任者であるシュテファン・ブラッツェル氏は「中国市場への依存により、他国市場での低迷を改善する必要が生じている」と指摘。「構造的問題の解決を遅らせる余地はない」と述べた。
売上高は560億ユーロで予想を上回る10%増となった。
上期の世界販売は0.5%減の504万台。中国での販売減少が響いたものの、トヨタ自動車<7203.T>をかろうじて上回って首位を奪回した。
通期の営業利益率は5.5―6.5%、昨年の6.3%から低下を見込んでいる。連結売上高は4%増を予想している。
ロイター調査によると、グループ全体の営業利益は来年、154億ユーロになる見通しで、今年の予想(136億ユーロ)と比べると13%増加する計算となる。
*内容を追加します。