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イオン、英テスコのマレーシア事業の買収に関心=関係筋
7月7日、イオンが、英小売り大手テスコのマレーシア事業の買収に関心を持っていることが分かった。関係筋がロイターに対し明らかにした。事業価値は9億ポンド(14億ドル)程度とみられ、実現すれば同社はマレーシア最大のハイパーマーケット運営企業となる見通しだ。写真は、クアラルンプールのテスコの店舗、6日撮影(2015年 ロイター/Olivia Harris)
[クアラルンプール 7日 ロイター] - イオン<8267.T>が、英小売り大手テスコ
イオンは、マレーシアですでに28軒のハイパーマーケットを展開。2020年までに、さまざまな店舗形態により100軒の新規出店を目指すという。
イオンは、国内市場がデフレや人口減少により縮小する中、急速な経済成長により消費者の購買力が大きくなっている東南アジア地域で事業拡大を目指している。2012年には仏カルフール
一方のテスコは、韓国事業の売却など、基軸市場回帰の姿勢をみせている。マレーシア事業については、売却方針を表明していない。
関係筋は、イオンとの協議は「まだ初期段階」にあるといい、「テスコの韓国事業売却などが完了してから発表になるのではないか」と話した。
イオンの広報担当者は、テスコと協議をしていないと述べた。テスコはコメントを控えた。ただ別の関係筋によると、イオンは複数の投資銀行に買収に関する助言業務について問い合わせたもよう。アドバイザーはまだ決定していないという。