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米国株が続伸、S&Pとナスダック最高値更新

2015年04月25日(土)08時07分

4月24日、米国株式市場は続伸して取引を終えた。良好な企業決算が好感され、ナスダック総合指数とS&P総合500種は過去最高値をつけた。写真は2013年10月、NY証券取引所前で(2015年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 24日の米国株式市場は続伸して取引を終えた。良好な企業決算が好感され、ナスダック総合指数とS&P総合500種は過去最高値をつけた。

ナスダック総合指数<.IXIC>は36.03ポイント(0.71%)高の5092.09と、2日連続で終値の過去最高を更新した。日中は一時、2000年3月以来の高値となる5100.37をつけた。週間ベースでは約3.3%値上がりした。

S&P総合500種<.SPX>も4.76ポイント(0.23% )高の2117.69と、3月2日の2117.39をわずかに上回って終値の過去最高を更新した。一時は2120.92と、取引時間中の最高値をつける場面もあった。週間では約1.8%の上昇だった。

ダウ工業株30種<.DJI>の終値は21.45ドル(0.12%)高の1万8080 .14ドル。週間で約1.4%の値上がりとなった。

米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは14.1%上昇し、過去最高値をつけた。第1・四半期の収益が市場予想を上回ったことが好感された。

インターネット検索大手の米グーグルも第1・四半期が増収増益だったことを買い材料に、株価が2.9%上昇。

米マイクロソフトは業績が市場予想を上回り、株価は10.5%上げた。

ケーブルテレビ大手のタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)は4.4%上昇。同業のチャーター・コミュニケーションズがTWC買収に向け、交渉を呼びかけたと伝えられたことが材料視された。TWCに総額450億ドルの買収案を提示していた同業のコムキャストはこの日、買収案を撤回した。

一方、米ゼロックスはドル高を理由に通期の利益見通しを引き下げたことが嫌気され、8.8%下落した。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ1532で下げ1426(比率は1.07対1)だった。ナスダックは下げ1456で上げ1246(1.17対1)。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約62億株で今月の平均とほぼ一致した。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         18080.14(+21.45)

前営業日終値    18058.69(+20.42)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         5092.09(+36.03)

前営業日終値    5056.06(+20.89)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2117.69(+4.76)

前営業日終値    2112.93(+4.97)

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