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国債買入、所期の効果得られるか疑問=ECB専務理事
2015年04月02日(木)17時41分
4月2日、欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は、国債買い入れ策が所期の効果を得られるか疑問を呈した。写真は2014年9月撮影(2015年 ロイター/Heinz-Peter Bader)
[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は、国債買い入れ策が所期の効果を得られるか疑問を呈した。
ヴィルツシャフツヴォッヘ誌とのインタビューで同理事は、「現在の低金利状況を考慮すると、買い入れにより期待されたレベルに達するかどうか疑問が残る」と述べた。
低金利が資産バブルにつながるリスクも指摘。「低金利ではリスクを取りすぎる過熱気味の投資になるおそれが高く、資産によって価格バブルが容易に発生する」と指摘した。
同専務理事はまた「(低金利による)調達コスト安で、各国政府の財政健全化と改革への圧力が弱まるリスクがある」とし、拡張的金融政策は一段の成長を促すだけで、経済政策による景気押し上げが必要との見方を示した。
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