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ユーロ/ドルが10日ぶり安値、四半期ベースでも最大の下げ=NY市場
3月31日、31日のニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルで10日ぶりの安値水準に下落した。欧米の金融政策の方向性の違いがあらためて意識された。写真は50ユーロ紙幣。2012年3月撮影(2015年 ロイターA/Dado Ruvic)
[ニューヨーク 31日 ロイター] - 31日のニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルで10日ぶりの安値水準に下落した。欧米の金融政策の方向性の違いがあらためて意識された。またユーロ/ドル
またギリシャ改革案をめぐるギリシャと欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)との実務者協議に進展が見られなかったことも、ユーロ売りの圧力となった。
クレディ・アグリコル(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、マーク・マコーミック氏は「ギリシャ情勢に関しては解決への糸口はそう多くない。そのためユーロは短期的に持ち直すことさえできない」と語った。
ユーロ/ドルは終盤0.8%安の1.0746ドルでの取引となっている。ユーロ/円
一方、ドルは上昇。月末特有のフローや、好調な内容となった3月の米消費者信頼感指数や1月の米S&P/ケース・シラー住宅価格指数を受けてドルが買われた。
ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は、直近0.4%高の98.33。ドル/円
ドル指数が1月から9%上昇し、四半期ベースとしては2008年第3・四半期以来の上げ幅となる勢いの中で、ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズの上級市場アナリストのジョー・マニンボ氏は「今ドルを売り持ちにすることは難しい」と述べた。
多くのアナリストは、ドルが短期的に上昇できるかどうかは、主に4月3日発表の米3月雇用統計の数字の強さ次第だとみている。
NY外為市場 終値
ドル/円 終値 120.13/14
始値 119.85/86
前営業日終値 120.03/08
ユーロ/ドル 終値 1.0735/40
始値 1.0769/70
前営業日終値 1.0832/35
*内容を追加しました。