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欧州市場サマリー(6日)
[6日 ロイター] - <為替> 予想を上回る強い米雇用統計を受けて、ドルが急伸し、円は対ドルで121円台に下落した。
前日ドルに対し1.10ドルの節目を割り込んだユーロは、来週9日からの欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れを前に一段安となり、この日は1.09ドルの水準を下回って推移している。
<ロンドン株式市場> 反落。鉱業株の売りが全体水準を押し下げた。
朝方発表された2月の米雇用統計が市場予想を上回る内容だったことで米国の利上げが強く意識され、金価格は約2カ月ぶりの安値をつけた。米国の金利が上昇することが見込まれ、金利が付かない金の魅力が減ったためだ。
これを受け、金・銀生産のフレスニロ
鉄鉱石の価格も下落し、鉱業株が広範に売られた。
旅行会社トーマス・クック
<欧州株式市場> FTSEユーロファーストが小幅上昇して取引を終えた。欧州連合(EU)が中国と台湾から輸入されたステンレス鋼板に反ダンピング(不当廉売)関税を課すと報じられたことから、関連銘柄が値上がりした。
FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は1.31ポイント(0.08%)高の1570.79で取引を終えた。一時は約7年ぶりの高値をつけた。週間では約0.5%高で、5週連続の上昇となった。
一方、DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.59(0.02%)安の3617.62だった。
フィンランドの鉄鋼会社オウトクンプ
<ユーロ圏債券> 前日に続き国債利回りがおおむね低下した。終盤の取引で、ポルトガル10年債
イタリア10年債
米独10年債利回り格差は拡大。トムソン・ロイター・データストリームによると、同利回り格差は1.85%ポイントと、1989年5月以来の水準に拡大した。