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ドル上昇、年半ばの利上げ意識=NY市場

2015年02月27日(金)02時38分

 2月26日、中盤のニューヨーク市場はドルが主要通貨に対して約1カ月ぶりの高値をつけた。写真はドル紙幣。ソウルで2013年8月撮影(2015年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 26日中盤のニューヨーク外為市場は、ドルが主要通貨に対して約1カ月ぶりの高値をつけた。朝方発表された米指標が底堅く、米連邦準備理事会(FRB)による今年半ばの利上げが意識された。

米労働省が発表した1月の米消費者物価指数は、原油急落を背景に前月比0.7%下落となったものの、月ごとの変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数では0.2%上昇し、市場予想を上回った。同時に発表された1月の米耐久財受注も前月から2.8%増加で市場予想を超えた。

一方、米失業保険申請件数は市場予想を大幅に上回り、米労働市場に対する懸念はやや強まった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は約1%上昇の95.224と、約1カ月ぶりの高水準となった。

ドル/円は0.4%近く値上がりし、119.27円で取引された。

ユーロ/ドルは1.4%安の1.1198ドルと、約1カ月ぶりの安値をつけた。

ユーロ/円は0.9%安の133.70円と、約3週間ぶりの安値だった。

米セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁が、米国の金融政策や経済に対するドル高の影響はほとんどないとしたこともドルを下支えした。総裁は、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げまで「忍耐強くいられる」との文言を声明から外すべきだとした。

ロイター
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