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[東京 9日 ロイター] -日本商工会議所の三村明夫会頭(新日鉄住金<5401.T>相談役)は9日、日銀の異次元緩和について、デフレ均衡からの脱却に対し効果があったと評価した。人手不足が建設から小売り、製造業にまで波及し需給ギャップが相当縮小したと指摘。今後は潜在成長力の引き上げがカギとなり、政府の成長戦略に期待しているとの見解を示した。
[東京 9日 ロイター] -日本商工会議所の三村明夫会頭(新日鉄住金<5401.T>相談役)は9日、日銀の異次元緩和について、デフレ均衡からの脱却に対し効果があったと評価した。人手不足が建設から小売り、製造業にまで波及し需給ギャップが相当縮小したと指摘。今後は潜在成長力の引き上げがカギとなり、政府の成長戦略に期待しているとの見解を示した。
また、日本全体として円安のデメリットよりもメリットを享受してきたが、中小企業や家計にはデメリットが大きいと発言。一段の円安には、原発再稼働を進めエネルギーコストを抑制するのが不可欠と強調した。日銀による追加緩和については、メリットもあるが出口戦略が難しいなどのデメリットにも言及し、不要との見解を示した。
9日に都内で行われたロイターとのインタビューにおける一問一答は以下の通り。
――黒田日銀の1年間をどう評価するのか。
「15年も続いたデフレ均衡から脱却するのは難しいが、誰もがびっくりするぐらいの効果を挙げた。円レートが下がったし、企業向け貸出も大企業向けは増えてきた。株価上昇による所得効果で消費も増えた」
「アベノミクス3本の矢と言われるが、本質はデフレ均衡脱却と需要創出。この結果、リーマンショック直後は8%もあった需給ギャップが昨年10─12月は1.6%まで縮小した」
「ここまで縮小すると、いろいろな意味でボトルネックが出てくる確率が高くなる。一番端的に表れているのが労働市場。建設からサービス業、小売り、卸売り、そして製造業にも広がっている。建設業では明らかに賃金が上がっている」
「出口戦略やインフレが始まったときの対処などについて批判もあるが、1年数カ月前を思い出せば、デフレ脱却こそ最優先課題だった」
「円安が進んでも(貿易収支が悪化したのち大幅改善する)Jカーブ効果が表れないと言われるが、時間がかかる可能性がある。しかし、企業の海外移転にブレーキがかかる可能性はある」
──アベノミクス今後の課題は。
「需給ギャップが縮小すると、潜在成長力を増大させないと需給が均衡しない。まだギャップに数えられない遊休設備や人材はあると思われ、すぐに天井に突き当たるとは思わないが、足元で0.8%程度とされる潜在成長力の引き上げが大切」
「政府の成長戦略は、潜在成長力を引き上げる内容が出てくると期待する。国内の資本投資を誘発するのは法人税引き下げや規制改革、TPP(環太平洋連携協定)、リーズナブルな価格でのエネルギー供給などオーソドックスなものだろう」
「人手不足への対応は、女性や高齢者の活用について安倍晋三首相も触れている。いくら時間がかかろうと少子化に根本的な手を打つのが大切。外国人の受け入れでは、移民政策は国民的コンセンサスが取れているとは言えず、慎重に判断する必要がある」
――昨年末、急激な円安をけん制する発言をされた。
「ここまでは、日本経済全体で円安のメリットを受けた。しかし、産業・企業ごとに考えると、円安のメリットをフルに享受できる輸出型の大企業と、ほとんど輸出しない中小企業や家計などデメリットのある層がある。適正な為替水準がどこかはなかなか難しい話だ」
「もし、さらに円安を追及するならば、液化天然ガス(LNG)の輸入価格が上がるので、安全が確認された原発の早期の再稼働による電力料金の適正化が必要」
――日銀による追加緩和の必要性について。
「8日に黒田東彦総裁が、ないと言っているのに、コメントは不要だろう。追加緩和はメリットもあるが、出口戦略が難しくなるなどデメリットもある。今、必要な状況でない」
「景気が腰折れていないのに、金融市場がせかすのがよくわからない。消費増税の影響はまだわからないが、思ったより小規模の反動で済む印象。昨日の黒田総裁の説明に納得するし、経済人として、今危機的だから是非お願いしたいとも感じない」
「金融緩和は何かを達成するために必要。何かがないときには不要」
──2%の物価目標実現には産業界の価格転嫁がカギになるのではないか。
「2月に東京商工会議所が実施した調査では、6割の企業が消費税率の引き上げをすべて転嫁できると回答した。3月の日商調査では7割が価格・販売面で対応するとしており、時間がたつにつれ転嫁できると考える企業が増えている。量を少なくする、質で転嫁するなどの対応もあるだろう」
「企業向け取引では転嫁が進んでいるが、消費者向け取引では難しいというのは我々の共通認識。価格は下がるものとのデフレマインドに慣れてしまっている」
(インタビュアー:竹本能文)
(竹本能文 編集:田巻一彦)