『アステイオン』本誌

2013/5月発売
vol078

特集:科学を試す

2013/5発売

原発事故以降、科学への不信感が高まっている。科学は再び社会からの信頼を取り戻せるか、社会は科学をどのように活かすべきなのか。いま改めて、科学とは何か、科学はどうあるべきかを歴史も踏まえて考える。

目次

【特集】

  • 巻頭言
  • 科学技術の行く手を阻むものは何か中島秀人
  • つなぐ人材・見渡す組織――複合リスクマネジメントの課題と対応城山英明
  • 社会のなかの科学者――二つの今日的課題横山広美
  • つきまとうリスクと向き合う――定量的思考の必要性岡本浩一
  • 3・11の科学思想史的含意金森 修
  • 「二つの文化」を超えて――科学史の視点から野澤 聡
  • エンタープライズとしての科学技術小林傅司
  • 知識の探求における公益と私益上山隆大

【論考】

  • アマチュアリズムの政治と科学――日本野鳥の会の戦中・戦後史牧原 出
  • 支え合う日本人と震災復興――政治経済学の視点から田中愛治

【写真で読む研究レポート】

  • 科学アカデミーの誕生隠岐さや香

【地域は舞台】

  • 集落に人を呼び込む祭りの力――秋葉祭り(高知県吾川郡仁淀川町)桑田瑞穂

【世界の思潮】

  • 市民社会から見る日韓李 承赫
  • 二極化するアメリカアレクサンダー・スティル

【時評】

  • 「海ゆかば」の絵芳賀 徹
  • ラファエロの通信簿高階秀爾
  • 耳で聴いたオリンピック―― 一九六四年・聴覚文化の変容渡辺 裕
  • サハラのトワレグ族藤森照信
  • カネタタキ奥本大三郎

【対談】

  • 丸谷才一を偲ぶ山崎正和+三浦雅士

【連載】

  • リズムの哲学ノート――第一章 リズムはどこにあるか山崎正和
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